職員インタビュー
介護職員・特別養護老人ホーム (2022年入職・新卒)

【キングス・ガーデン東京で働こうと思った理由】
私は練馬キングス・ガーデンの特別養護老人ホーム(特養)に所属しています。(大学卒業後、)この施設で働こうと思った理由は、介護の資格を持っていない人や、学校を卒業していない人にも、丁寧に介護研修を行い、働く場所を設けているからです。
私はヤングケアラーとして多少の経験はありましたが、(理系の大学を専攻していて)知識はなく、ここで技術と知識を学んでいます。
【働いていて感じること(やりがい)】
働いていて感じていることは、常に人と対峙する仕事なので、ご利用者がしたいことと介助者がしてほしいことの折り合いがつかないことが多々あります。その際に、めげずにご利用者を説得し続ける職員や時間を置いて再度説得する職員がいます。「あのご利用者はいつも介助を拒むけど、このやり方だと介助を行えました。」と様々な手法を駆使してご利用者をケアできたときに、喜びと達成感を覚え、仕事のやりがいを感じているのではないかと思います。
【仕事内容(夜勤他)】
ご利用者のケアプランに基づき、日常生活する上で必要不可欠な 食事・排泄・入浴等 のケアを行います。定期的にイベントを計画し、ご利用者が施設での日々の暮らしを楽しむ機会を設けています。
特養では1フロアに1日に5人程度のケアワーカーがそれぞれ異なる業務(早番業務・遅番業務・夜勤業務)を行っています。ここでは簡単に夜勤業務について紹介します。
ご利用者の情報収集、各居室のゴミやシーツの整理、夕食の準備(各ご利用者に合わせた食事の提供)、洗濯、排泄介助、離床介助、服薬介助、食事介助、その他緊急時の対応です。
介護職員・特別養護老人ホーム→認知症対応デイサービス 主任 (2019年入職)

【キングス・ガーデン東京で働いている理由】
以前は、ITエンジニアとして働いていました。「人と直接関わり、社会に役立つ仕事がしたい。」という思いから介護の道へ進みました。はじめは他社で介護経験を積んでいました。「ご利用者本位とは何か?」という事を考えながら働いていたところ、キングス・ガーデン東京のHPを見る機会がありました。法人理念や採用情報から「ご利用者に寄り添うことを突き詰められる環境である」と感じ、転職しました。介護技術研修に力を入れている所も、入職前に既に腰痛持ちであったため、腰痛予防として心強く思いました。また、実際に働く上で、年収や通勤の利便性(駅から近い事)も前職と比べてよくなったのはありがたいと思いました。
【働いていて感じていること(やりがいなど)】
入職後は練馬の丘キングス・ガーデンの特別養護老人ホームの介護職員としてスタートしました。日々の生活支援や身体介助を通してご利用者の暮らしに寄り添い、その後ユニットリーダー、副主任と経験を重ねてきました。現在はデイサービスの主任兼管理者・相談員を務めています。
働いている中で、ご利用者の喜ばれている表情や安心している表情を見ることができた時は、こちらまで嬉しい気持ちになります。反対に、怒っている方、悲しんでいる方がいらっしゃる時には、チームでその原因を考え、知恵を出し合いながら寄り添うように心がけています。
相談員として、ご家族とお話しする機会が多いですが、感謝や労いの言葉を頂くことや、「本人がデイサービスに行くのが楽しみみたいです」といったお言葉をいただけることもあり、やりがいとなっています。ご利用者ごとにそれぞれの人生を歩み、性格や嗜好もさまざまですが、共通して言えることは、「ご家族以外との交流もその方にとってよい影響になりうる」と最近は感じています。
ご利用者と同様に職員にも色々な個性があります。「元気な人・控えめな人・経験の長い人・浅い人…」様々なご利用者が心地よく過ごせるためには、色々な人の力が必要であると思います。
介護サービスを提供している法人ではありますが、ご利用者に直接介護をしている以外の業務も多くあります。現場職員でいえば介護ソフトへの入力、食事の準備、管理職になれば職員のマネジメントやシフト作成、更には広報や採用も手を挙げればできる環境です。業務の見直しについて提案しやすい環境にあると思いますので、別の業界での経験を活かせる場面は多くあると6年ほど働いていて感じています。
【仕事内容】
デイサービスの主任兼管理者・相談員の仕事は、具体的にはご利用者やご家族との相談対応、通所介護計画書の作成、ケアマネジャーとの連携、地域とのつながりづくり、行政対応など多岐にわたります。また、チーム全体が働きやすい体制をつくることも重要な役割です。
さらに、練馬の丘キングス・ガーデンの主任の一人として、施設全体のケアの質向上や防災対策にも携わっています。過去の経験を活かし、IT関連の業務も担っています。
【ある1日の仕事の流れ】
8:30 出勤、他の職員が送迎に出た後には事務作業を行います。
ご利用者の到着後は現場フォローに入ります(バイタル確認など)。
フォローが終わると見学希望の方をフロアにご案内し、設備やサービス・料金の説明をします。見学対応が終わり。
11:30頃 昼食のフォローに入ります。
その後、~休憩~。
午後 請求業務や通所介護計画書の作成、ご家族やケアマネとの連絡調整等。
夕方 お送り時は誘導のサポート。
ご利用者の送迎を終えたあとに職員と1日の振り返りを行います。利用者と直接関わる時間と事務・管理の時間がバランスよくあり、現場感覚を大切にしながらチームを支えています。
介護職員パート・小規模多機能居宅介護 (2023年入職)

【キングス・ガーデン東京で働いている理由】
介護の仕事は未経験でしたが、介護福祉の仕事イベントに参加したことをきっかけに、東中野キングス・ガーデンの職場見学をしました。その際に、介護技術研修も受けさせていただき、ご利用者や地域の方も一緒に参加されていて、とても明るく和やかな印象を受けたことを覚えています。
そして面接の際に、子育て中の上司と話す中で、仕事しながら家族との時間も大切にしたいという気持ちを汲み取っていただき、是非ここで働いてみたいと思いました。実際に働き始めて、子どもの看病等で急な休みの際にも、他の職員から温かい言葉を掛けていただいて、とても働きやすい環境です。
【働いていて感じること(やりがい)】
普段は平日の日勤帯で働いています。いつも平日の時間にあわせた業務もありますが、ご利用者の体調やお気持ちに合わせて、どうしたらより良い時間を過ごしていただけるかを考えながら接していく事にやりがいを感じています。
【仕事内容】
小規模多機能居宅介護のご利用者は、「通い」を中心に「宿泊」、「訪問」を組合せて生活しています。例えば、「日常生活のほとんどが小規模での暮らし」という方、週末だけ泊りに来る方も、いらっしゃいます。「訪問」の内容も、「服薬」や「食事のお届け」から、ご自宅での「入浴」や「買物」まで幅広く、また通いのための「外出準備」や、帰宅後の「就寝介助」等も、送迎ドライバーと協力しながら実施しています。
このようにご利用の仕方に色々な選択があるのも、それぞれのご利用者個人とその方を取り巻く環境やご家族の事情により様々なので、援助の仕方も多岐にわたります。人の生活のペースは、常に変化し続けるものであり、その時々のニーズに即して、「随時」、「適宜」、「柔軟に」個々の暮らしをお支えするのが「小規模多機能」の仕事であると思います。
【ある1日の仕事の流れ(日勤)】
08:30 出勤 夜勤からの申し送り。
バイタル測定、入浴介助、排泄介助、昼食準備やおやつ作りなど。
※レクやイベントが開催されていれば、移動介助・見守り等をします。
11:00 遅番職員へ申し送り。
12:00 食事介助、昼食後の服薬、口腔ケア。訪問ご利用者の家に昼食を届け。
その後は入浴・排泄介助、ご利用者と一緒に昼食の後片付け、
フロアで過ごす方の見守りなど。
15:00 おやつの介助や夕食の調理。
16:30 夜勤職員へ申し送り後、通いご利用者の帰宅準備や夕食配膳など。
17:30 お疲れ様でした!退勤
看護師・特別養護老人ホーム (2023年入職)

【キングス・ガーデン東京で働いている理由】
「夕暮れ時に、光がある」この言葉に心が魅かれたからです。
私は長い期間、急性期の病院で勤務してきました。入院中は治療に集中し、患者様おひとりおひとりのこれまでの人生や歴史について向き合う余裕はなく、毎日時間に追われ、なかなか患者様と関わる時間も持つことが出来ませんでした。また、お看取り期が近づき、食事も全く摂れなくなってしまった患者様に対し、やせ細ったお身体で血管も細くなってしまわれた患者様に点滴の針を刺すたび、心の中で「ごめんなさい」と謝っている自分に気づきました。
そんな時期、同居の義父が癌末期状態となり同じような状況となりました。元気な頃から「最期は家で」と言っていた義父も自分の身体が弱っているため「みんなに迷惑をかけるから。最期は病院でもいい」と諦めていました。自分の家族が看取りの段階となったとき、病院で感じていた「看取り」に対するジレンマを改めて考え、義父の最期の時まで寄り添っていきたいと思い自宅で看取る決心をしました。
自宅退院し、点滴や拘束から解放された義父の表情は入院しているときには見られない表情であり、そこには義父の人生における「夕暮れ時に光」がありました。また、在宅介護の際は地域包括センターをはじめ訪問看護師やケアマネの方々に支えていただき私自身も心強かったですし、家族一同、納得のいく最期を迎えられたと思います。病院は「治療の場」、施設は「生活の場」です。自宅で生活が困難となっても、生活の場である施設で過ごす人生の夕暮れ時に平安と喜びを持って過ごしていただきたい。これまでの自分の看護人生を見直した時、この理念に共感し、地域との関わりを大切にしている練馬キングス・ガーデンでご利用者の最期の部分までしっかり関わりたいと思いました。
【働いていて感じること(やりがい)】
実際、練馬キングス・ガーデンに入職して実感したことは「特養に入所した時からACP(人生会議)は始まっている」ということです。ご入所された時からご本人・ご家族様と最期の時について職員も交え考えていきます。施設で過ごされる時間を大切に過ごしていただけるよう、職員が一丸となって関わっています。もちろん、入所の時から考えも変わることもありますので「お看取り」の時期が近づいてくると嘱託医も交え話し合いを行います。まず、ご利用者様がその人らしい最期を迎えられることを最優先とし、ご家族様にとっても納得のいく最期を迎えられるような支援を目指しています。ご利用者様お一人お一人のこれまでの人生や歴史に向きあい、寄り添うことが出来るのが練馬キングス・ガーデンでの仕事のやりがいだと感じています。
「寄り添い、つながり、共に歩む」というコア・ブランド・メッセージには、人と寄り添い、人とつながり、人と歩む。高齢者だけではなく、ご家族、地域に方々が安心して生活できる環境を提供できるよう目指すことはもちろん、働く私たちひとりひとりに対しても働きやすい環境つくりへの意味も込められていると考えています。 これらの理念に共感し、私はここで働いています。
【ある1日の仕事の流れ】
朝の見回りをしながら、ご利用者への「おはようございます」の元気な挨拶とともに看護師の一日が始まります。無事に朝を迎えられ、ご利用者から笑顔でお返事をいただけると私たちもホッとします。
情報収集⇒点眼・創処置、状態の観察、経過確認、受診の要否判断、昼食時薬の介助、嘱託医への報告・指示受け、指示薬の準備⇒夜間勤務者への情報提供。この流れでご利用者との世間話を楽しみながら一日が過ぎていきます。
受診の要否判断は難しいところがあります。症状だけでなくその方の全身状態、ご本人・ご家族の医療に対する考え方など、トータル的に考えています。日常生活の見守りの中で、変化を早期に発見し、処置や受診につながるようにしています。
夜間帯、看護師は不在となります。日中のご様子を観察し、夜間帯に発熱が心配なご利用者様はいらっしゃらないか、発熱や処置が必要になった場合の対応についてなど、看護指示をパソコンに残し一日の業務が終了となります。
お疲れ様でした!
機能訓練指導員・特別養護老人ホーム (2005年入職)

【キングス・ガーデン東京で働いていて心掛けていること/思うこと】
私の職種は機能訓練指導員といいます。堅苦しい名前です。
ただ、私がここで働く時に心掛けていることは、きっと「機能訓練」や「指導」あるいは「リハビリテーション」という言葉から皆さんがもつイメージとかなり異なっているように思います。
その心掛けていること※をいくつか挙げたいと思います。(※参照図書:『べてるの家の「非」援助論』医学書院)
・「右上がりに回復していくよう、ご利用者の心身に訓練を実施し指導する」のではなく「右下がりに降り、深まっていく過程にあるご利用者の人生に傍らにあって、そうとは気づかれにくい、さりげない支援をおこなう」ことが全体的なイメージ。(ちなみに、「右下がりに降り深まっていく人生の過程にある」のは50歳を越えた私もまったく同様です。)
・ご利用者の問題行動や転倒などの事故も本人の「生きようとするプロセス」として評価する。またそのような評価が生まれやすい受容的・肯定的な場や空気づくりを重視する。(安易に「問題行動の消失」や「事故ゼロ」を目標にしない)
・ご利用者(あるいはそのご家族)と職員双方が心配や苦労を共有しながら、生きることの豊かさと積極的に出会っていく。
・生活上、必然的に発生する「問題」を活かし、人につなげる手段として活用する。 (「問題を起こす援助」ができる)
・援助、支援として自覚されないような間接的効果を重視する。
・偶然的で、計画されない多様な出会いの機会を意図的、積極的に保証し、予測しきれない可能性をもとめる。
あくまで心掛けていることであって、完全に実践できているわけではありませんが。私がご利用者の生活を援助する・支援するささやかな働きよりも、はるかに大きく深い次元で ご利用者は私の存在そのものを受けいれて、支えて下さっている… 。このことに感謝しながら毎日を過ごせたら、と思っています。
ケアマネージャー・居宅介護支援事業所 主任 (2002年入職)

【キングス・ガーデン東京で働いている理由】
前職は会社員をしていましたが、以前より、介護職に興味を持っていました。亡祖母が川越キングス・ガーデンのケアハウス主の園に入所していたことがあり、キングス・ガーデンには親近感がありました。新しくキングス・ガーデン(東京)を作るために介護職を募集していると聞き、応募したところ、練馬キングス・ガーデンに声をかけていただき、特別養護老人ホームの介護職員として入職いたしました。現在は居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして勤務をしています。
【働いていて感じること(やりがい)】
ケアマネジャーの業務は、多岐にわたり専門的な知識やスキルが求められ、自己研鑽のための研修や日々の業務を通じて成長し続けることができることは魅力であると感じています。自宅で安心して生活を続けることができるようにケアプランを作成し支援を行います。安定した生活を送ることができるようになり、ご利用者本人やご家族から喜んでいただけたときは大きなやりがいを感じます。
【仕事内容】
ケアマネジャーの主業務は、ご利用者さんの状態や希望に基づいて、適切な介護サービスを組み合わせたケアプランを作成したり、スムーズにサービスを受けられるよう、介護事業者や医療機関との連絡・調整を行います。また、介護保険サービスの利用に伴う費用の管理や、ご利用者・ご家族からの介護に関する相談に応じアドバイスやサポートを提供したりと幅広く業務を行っています。
【ある1日の仕事の流れ】
08:30~ 出勤 部署内・施設内ミーティング 予定確認
09:20~ 利用者宅を訪問(2件訪問・モニタリング×2)
12:00 ~休憩~
13:00~ サービス担当者会議
14:00~ 利用者宅を訪問(アセスメント)
15:00~ 区役所に訪問(書類提出)
16:00~ 事務所で事務作業(支援経過記録作成,ケアプラン原案作成等
17:30 お疲れ様でした!業務終了
訪問支援員・北町はるのひ地域包括支援センター

【仕事内容】
訪問支援員は、①65歳以上の一人暮らしもしくは高齢者のみで暮らしている世帯に一年に一度以上、実態把握をする訪問事業②高齢者の見守りに関する業務③高齢者を見守る地域づくりの事業の3つを主に担当しています。「高齢者実態調査」を元に、ご本人のありのままを見るために、アポなしの突撃訪問が基本。総勢700人近い高齢者を二人で受け持っているので、お会いできるまで通いづめてます!
【ある1日の仕事の流れ】
08:30 地域包括支援センター始業
部内ミーティングにて:本日の予定確認、各担当のケース検討等
08:50 KG朝のミーティングにzoom参加
09:30 定期訪問…
※基本は訪問支援協力員の方々にお願いしておりますが、訪問支援員も手が 足りない時など週に1度訪問して安否確認を行います。
10:30 センターに戻る。
介護保険や福祉用具のご相談やお困りごとなど電話対応や窓口対応
11:30 早番 ~休憩~
12:30 遅番 ~休憩~
13:30~ 「出張!いきいき体操」
※この日は早宮地区区民館で行いました。1部/2部と開催し、地域の方が多数参加されました。体操が始まると先生の元気な声かけもあり活気あふれる時間になりました。
16:00 区民館の使用した部屋を清掃し、センターに戻る。記録を作成。
17:15 地域包括支援センター終業(電話転送となる)
17:30 お疲れ様でした!業務終了
サービス提供責任者・ホームヘルプ(訪問介護事業所)

【仕事内容】
訪問介護はご利用者のご自宅に訪問し、在宅の中で援助を行う仕事です(外出同行等、一部例外あり)。何十年と住み慣れた地域で最期まで過ごしたいという気持ちをご本人様やご家族は抱いています。なんでもかんでもやってあげる介護ではなく、どうすればADLやIADLが続けられるか・出来るようになるか、の自立支援の考えを特に意識しながら、ご利用者一人ひとりの“ありのままの生活”を支えています。
練馬キングス・ガーデンの特別養護老人ホームに住まわれている方にも、実は私達が関わった方が数名いるんです。家族だけではなく私達ホームヘルプの想いも実は背負っています。想いのバトンが続いていく、そんな事業所の一員でありたいと日々思いながら地域を駆け回っています。
【ある1日の仕事の流れ(サービス提供責任者)】
08:30 出勤・日誌確認等
08:50 朝礼
09:00 利用者宅訪問(援助)
10:30 事務所に戻り事務作業・居宅支援事業所等への連絡等
12:00 ~休憩~
13:00 利用者宅訪問(モニタリング)
14:30 ヘルパーや利用者への援助連絡等
計画書やモニタリングシート等の書類作成
17:00 記録入力・次の日の援助確認
17:30 お疲れ様でした!退勤
※サービス提供責任者自身に援助が無く、事務所で業務をしている時はヘルパーや利用者・家族・ケアマネジャーからの連絡を受けて臨機応変に対応し、各所へ確認をとりながら指示を出し、円滑に援助が提供できるようにします。