200名参加、第2回シンポジウム「”『生きる意味』を考える”孤独を超えて生と死に向き合う」をテーマに開催

2016年6月18日(土)、真夏のような暑さのなか、約200名の参加者を得て、サポートネットワーク第2回シンポジウムが「”『生きる意味』を考える”孤独を超えて生と死に向き合う」をテーマに開催された。

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200名満席となった基調講演の様子。

前回と同じ荻窪栄光教会が会場であったが、今回は午前中に基調講演、午後にパネルディスカッションと分科会という内容であった。

牧師であり、カウンセラーもされている堀肇氏には、「孤独を超えて生きる」という題で講演していただいた。

練馬キングス・ガーデンでは、平日は毎朝、各部署から職員が集まるミーティング内で理念の学びの時間が持たれ、掘先生の著書『こころにやさしく』も用いられている。

今回の基調講演も楽しみにしていた。そして期待通り、本当にたくさんの気づきや学びがあり、日が経つにつれてまた深く思わされるのは、やはり根底にキリスト教の信仰が流れているからであろうか。

 

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基調講演を行う堀氏

生きづらさを抱えてそれでも生きる人々のそばに寄り添い、支援していこうとする私達であるが、その私達自身が「誰かに居てもらいたい、誰かに愛されたい」と思う者であろうと思う。

すなわち支援者でもあり当事者でもある私達が“孤独を超えて生きる”にはどうしたらよいのか。
ささやくような優しい話し方で堀先生は、孤独とは何か、孤独を乗り越えるにはどうしたらよいか、といったことを語られた。

孤独とは「一人ぼっちで寂しい」という感じを言うが、高齢者に独特の孤独、若者の孤独などもあり、孤独には個別性がある、という。

自分一人で苦しみ、人にはわかってもらえない。

悩みが深い時、言葉は意味を持たず、ただ存在が大事になってくる。

心の中を語るのを黙って耳を傾けてくれる人。自分がそうなれるようにしたいものだ。

また孤独には、一人で寂しいというロンリネスLonelinessと、独りのかけがえのない存在であるところのソリテュードSolitudeというのがあって、私たちはそのふたつを行ったり来たりしている。

ソリテュードがあれば孤独は乗り越えられる、と。

また自分の内で孤独であることを解決しておかないと、整っていないと、相手の孤独を慰められない、との話に、身が引き締まる思いがした。

孤独と向き合い、自分のアイデンティティを形成すること。

それから、相手の孤独感を受け止め、理解し、寄り添うこと。

手を組み合わすようなものではなく、手のひらを合わせる程度の距離感を保つということ。

お互いに奪い合い、傷つけ合うようなことにならないようにしたい。

「独りでいられないものは共にいることもできない」というボンヘッファー(ドイツのキリスト教神学者)の言葉も心に残った。

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基調講演を受けて、会衆からの質問。今回のシンポジウムは、講師からだけでなく、参加者からのレスポンスも交え、テーマを深く掘り下げる時となった。

講演後の質疑応答でも、5名ほどの方がレスポンスされ、深く掘り下げるようなものとなった。

堀先生は「居なくても居る世界」という不思議な言い回しもされていた。

“共にいる”存在になるためのひとつは、約束をすること。あなたのことを忘れていませんよ、というメッセージとなりうる。

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質問に丁寧に答える堀氏

 

例えば、電話を切ったあとにお祈りしますよ、というような。

その人の傍らに立つことを一所懸命考え、工夫するのだと。

パネルディスカッションではパネリストそれぞれの立場から発題され、その後①堀氏「悲しみへの援助」、②大和氏「日本人の死生観から考える」、③根田氏「家族介護の当事者の立場から」、④宇都宮氏「筑波キングス・ガーデンの看取りケアについて」の4つの分科会に分かれ、さらに学びを深めることができた。

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分科会①堀氏「悲しみへの援助」

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分科会②大和氏「日本人の死生観から考える」

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分科会③根田氏「家族介護の当事者の立場から」

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分科会④宇都宮氏「筑波キングス・ガーデンの看取りケアについて」

練馬キングス・ガーデンでも行っている看取りケアに携わる私は、宇都宮総合施設長の分科会に出席したが、総合施設長の話される幾つものケースは、練馬でも同じようにあって、看取った何人もの方々を思い、胸が熱くなった。

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分科会で話す宇都宮総合施設長

たくさんの学びがあったことのすべてを書ききれないのが申し訳ないが、是非次回のシンポジウムにも参加していただけたらと思う。

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昼食の様子。1階ホールが満席。

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2階のホールに開店したオアシスブックセンター

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1階に開店したホサナショップ

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駅からの道案内、暑い中、スタッフも頑張りました。

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PRチラシコーナー

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今回のシンポジウムのプログラム。講演内容のレジメも掲載されており、好評でした。希望される方には送付いたします。

 

キングス・ガーデンをサポートしてくださっている方々に、少しでもお役に立てたら、お力になれたらと思う。

練馬キングス・ガーデン 特別養護老人ホーム生活相談員 谷口明子

「協力牧師研修会」小竹向原キリスト教会を会場に

声を掛け合って、“もう一人じゃない”

「えがお健康クラブ」「ママとベビーのストレッチ教室」


 

上田富久子牧師

小竹向原キリスト教会、上田富久子牧師

“共に気づく”「地域福祉と教会」テーマ

「協力牧師研修会」が小竹向原キリスト教会を会場に

2016年2月17日(水)開催されました。

「ご高齢の方々、子育て中の若いママたち、両極端の世代のように見えて、共通の課題を抱えている」、 小竹向原キリスト教会の上田富久子牧師は言われます。

それは“孤立化の危うさ”。

そこで“一億総健康志向”を入り口に、“身体、心、魂の健康”をモットーに始められたのが
この二つの取り組みです。

えがお健康クラブ

えがお健康クラブ

毎月第2・第4火曜開催の“えがお健康クラブ”

「あの教会で何かいいことやってるよ…」と口コミで集われた方々が20数名(口コミの力は侮れない)、

笑顔の輪が拡がります。

健康体操で身体をほぐし、時には健康相談も、
なつかしの唱歌を歌って心の元気を呼び覚まし、仕上げは聖書のお話で魂に安らぎを、
素敵なプログラムです。

毎月第1火曜開催の“ママとベビーのストレッチ教室”

母子共に体操でスキンシップ、
子育てママ向けの聖書のお話、
仕上げはランチを共にお交わり、

「暖かいものを座って食べられるだけでも嬉しい!」とはあるママさんのつぶやき、

これまた素敵なプログラムです。
そんな同教会の取り組みに思わず「いいね!」…、

遠くは群馬から集われた方も含め、
約30名ほどの参加者各々に同様の空気が溢れていました。

こんな「いいね!」がたくさん生まれるといいなと願います。

今後も別の「いいね!」を求めて続けて開催します。

次回は“あなた”も参加されてみては…!!

研修会の様子